紅ズワイガニについて
名前のとおり、鮮やかな紅色が特徴の紅ズワイガニ。栄養素としては、カルシウムが多く高タンパク・低脂肪でヘルシー。糖質や脂質の代謝をよくするビタミンのB1、B2、ナイアシンも豊富でダイエット中の方にも適した食材です。
ズワイガニやタラバガニに比べるとメジャーではないかもしれませんが、口に含むとふんわりとした甘みがあり、水分の多いしっとりとした身質のカニです。体型、大きさはズワイガニとほぼ同じでありながらズワイガニよりもかなり低価格で、加工品として捨てる部分がないほど利用価値が高く様々な料理に応用できます。紅ズワイガニ水揚量全国一位を誇る境漁港は、加工施設も集中しており、棒肉、爪肉、かにみそ、コロッケなど冷凍食品も多く製造され、殻はキチン・キトサン・グルコサミンの原料として利用されています。
イカについて
イカの栄養素の中でもっとも注目されているものは「タウリン」です。「タウリン」は栄養ドリンクによく含まれているので、皆さんも聞いたことがあるかと思います。
「タウリン」には血液中の毒素(悪玉コレステロール)を退治し、血液をサラサラにしてくれる効果があり、そのため血液循環が良くなり、新陳代謝が活発になります。新陳代謝が活発になることで、脂肪燃焼が期待でき、ダイエットに良いと言われています。
タウリンは体重60kgの人の体には約20gが含まれており、特に心筋、横隔膜、脾臓、骨髄、肺、脳、肝臓、腎臓などに多く分布しています。そして血液中のコレステロールの低下・肝臓の解毒作用の促進・胆石の成育阻止・強心作用・抗不整脈作用・筋肉疲労の回復促進・アルコール中毒の抑制・神経の興奮抑制などいろいろな分野にわたって重要な働きをします。
タウリンを含む食品の評価は、タウリン(T)/コレステロール(C)比(T/C比)を求め、この値が2.0以上であれば、たとえコレステロールが多くてもそれを減少させるだけの効果のあるタウリンを持っているので、コレステロールの心配をしなくても良いことになります。このT/C比がするめいかでは、2.2でありこの条件を満たしていることがわかります。
いか釣り漁業について
いか釣り漁業とは、自動いか釣り機によりイカ針(疑似餌)を海中に投入し、引き上げる時にイカを漁獲する方法であり、夜間の場合は集漁灯を点灯させ、光に集まるイカを漁獲します。この集魚灯はかなり明るく沿岸からでも漁火となって見えることもあります。
また、いか釣り用の特殊なイカ針を使用するため、イカ以外の魚を混獲することが全く無く、さらに漁灯で集魚したイカの僅か10%程度しか漁獲できない、環境や資源にやさしい漁法です。